会長挨拶

この度の役員改選にともない、引き続き、本会の会長に就任することとなりました。改めてよろしくお願いします。また、新理事・新監事も信任いただきました。新たな執行体制で、社会福祉士会のさらなる発展に向けて、尽力してまいります。

さて、ここ最近、私たち社会福祉士をめぐる状況を振り返ると、地域包括支援センターへの社会福祉士の配置から10年目を迎えるとともに、刑余者やホームレスなど低所得者や社会的孤立している生活困窮者に対する支援、教育現場における不登校やいじめなどスクールソーシャルワーカーの配置、精神障害者等の地域移行に関する支援、東日本大震災や熊本地震など災害時の支援など、社会福祉士及び社会福祉士会が果たす役割に対する個人や社会的な期待は、大きくなってきていることを感じています。

私たち社会福祉士会は、これらの個人や社会からの期待や要請に応えなければならず、また、これらに応えていける組織づくりをしていく必要があります。
そのためには、私たち社会福祉士が個人の責務としての個々の能力を高め、高いレベルでのソーシャルワーク実践を行っていくとともに、職能団体の社会福祉士会として社会的な信頼を高め、県民や市民のみなさんに本当に必要とされ、また、専門性が担保された組織づくりを行っていくことが大切だと感じています。

平成5年7月に設立した本会は、本年23年目を迎えました。社会福祉士という国家資格を持つソーシャルワーカーの仲間が集い、私たちの自己研鑽と社会的使命を果たすために、時に熱い議論をし、時に、将来の展望を語りあいながら、職能団体の活動として一歩ずつ歩んできました。社会福祉士ひとりの力では、できることに限界があります。しかし、社会福祉士会という組織となれば、その可能性は大きく広がり、強じんなネットワークを構築できる可能性を秘めています。

昨年度「兵庫県社会福祉士会発展5か年計画2020~未来に向かって~」を策定し、今年度から、会員の増加策の検討、研修ニーズの調査、法人後見の検討、虐待対応への対応、災害支援などに取組んでいきます。5年後には、会員2,000名を目指して、本会の発展のため尽力していきます。

また、生涯研修センターでは、基礎研修を実施するとともに、スーパーバイザーや講師・ファシリテーターの養成にも重点的に取り組み、認定社会福祉士に向けた認証研修を開催するなど、生涯研修制度の充実を図っています。

さらに、ソーシャルワーカーデーをソーシャルワーク関係5団体との共催により開催し、福祉相談センター「ここねっと兵庫」による権利擁護活動、各地区ブロックでの「まちかど相談会」など、県民へのPR、相談活動を積極的に展開していきます。

会長という重責を感じながら、引き続き、谷口副会長、中山副会長をはじめ、新たに選ばれた理事・監事とともに、会員のみなさんから様々なご意見やご協力をいただきながら、これから本会の活動を進めてまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

兵庫県社会福祉士会 会長 岡本和久